Arm SystemReady SR
Arm SystemReady SRは、Arm SystemReadyプログラムにおけるシステム認証のバンドです。
SystemReady SRは、サーバーまたはワークステーション向けのソリューションを提供し、ソフトウェアが適切に動作することを確約しているため、パートナーは安心してArmサーバーまたはワークステーションを展開することができます。SystemReady SRは、Armベースのサーバーまたはワークステーションがすぐに使用できることを確約し、標準のオペレーティングシステム(OS)、ハイパーバイザ、ソフトウェアとのシームレスな相互運用性を提供します。
SystemReady SRは、サーバーまたはワークステーションArm SoCをベースとしたシステム上のWindows、Linux、VMware、BSD環境向けに設計されています。 SystemReady SRは、標準のファームウェアインターフェイスの展開と保守を保証し、複数のソフトウェアバージョンをサポートするためにかかるコストを削減します。また、古いオペレーティングシステム(OS)を新しいハードウェアで実行する、あるいはその逆をサポートすることも目的とし、汎用の市販OSを対象としています。
SystemReady SRに準拠したシステムは、以下に準拠している必要があります。
SystemReady SR認証およびテスト要件は、Arm SystemReady要件仕様書(SRS)において指定されています。
SystemReady SR認証システム
このリストは、OSがこのデバイスで正式にサポートされていることを示すものではないことにご注意ください。正式なサポートについては、デバイスとOSのベンダーにお問い合わせください。
パートナーの声
「AMIは、Armとの提携により、相互のパートナーにSystemReadyへの準拠を保証できることを誇りに思います。このプログラムは、Armベースのサーバーとワークステーションが現在の業界標準に適合し、Arm SystemReady規格に準拠していることを開発者やプラットフォームのエンドユーザーが容易に検証できるように、明確で一貫した仕様を提供する貴重なリソースです。AMIは、ArmおよびArmエコシステムと緊密に連携し、当社のパートナーが常に完全に準拠した最高のプラットフォームを利用できるように、SystemReady規格の定義、更新、拡張を続けていきたいと考えています。」 - AMI社グローバル・ブート・ファームウェアグループ担当シニアVP、Puran Nallagatla氏 |
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“AmpereとArmは互いに協力し合って、クラウドからエッジに至るまでのインフラストラクチャの互換性を確保してきました。Arm SystemReady認証プログラムは、シームレスで互換性のあるソフトウェア体験を顧客に提供し、ソフトウェアとシステムアーキテクチャの間に一貫性が存在することの重要性を強調します。Ampere® Altraは最新のデータセンター向けに設計された初のクラウド・ネイティブ・プロセッサーですが、この度SystemReady SR v2.0認証を取得しました。(…).” - Ampere社ソフトウェア・エンジニアリング担当バイスプレジデント、Mauri Whalen氏 |
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「GIGABYTEは、Arm ServerReadyシステムの最初期のパートナーの1社になれたことを嬉しく思っており、ServerReadyプログラムの定義とバリデーションに関してArmと緊密に協力してきました。その結果、当社はさまざまなオペレーティングシステムとハイパーバイザー上で動作するハードウェアプラットフォームを提供できるようになりました。今回、ArmがServerReadyの成功実績を新しいSystemReadyプログラムによってエッジおよびIoT市場にまで拡大したことを非常に嬉しく思います。GIGABYTEは、当社のArm SystemReady認証済みシステムをお客様にご利用いただく用意ができており、楽しみにしています。」 - GIGABYTE社製品戦略およびプランニング担当責任者、Akira Hoshino氏 |
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「HPEは、Armベースのシステムに互換性と性能の規格を定めるArm SystemReady認証プログラムを全面的にサポートしています。Ampere社との提携により、当社のHPE ProLiant RL300 Gen11サーバーがArm認証を取得しており、当社ではイノベーションの促進と、Armエコシステムの拡大におけるこのプログラムの重要性を認識しています。この認証はHPEソリューションを検証して、信頼性の高い動作、ソフトウェアの相互運用性、業界をリードする電力効率を保証するもので、HPE ProLiant RL300 Gen11は、市場で抜きん出たクラウドネイティブなワークロード向けのソリューションとなっています。業界標準に準拠することで、当社は信頼性と効率性に優れ、未来に対応したサーバープラットフォームを一貫して提供し、お客様の進化するニーズに応えていきます。」 - Hewlett Packard Enterprise社コンピュート事業部ワールドワイドサービスプロバイダー担当VP兼最高技術責任者兼GM、Peter Groth氏 |
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「Insyde Software は、UEFI 技術における長年のリーダーシップと OpenBMC ベースのファームウェアへの完全なコミットメントを、Arm SystemReady プログラムとエコシステムに提供できることを嬉しく思っています。我々の顧客は、我々がSystemReady認証によって最高のファームウェア標準を満たしていることに自信を持つことができ、Armサーバ製品の開発を加速させることができます。」 - Insyde Software社サーバBIOSおよびBMCファームウェア担当マーケティング・ディレクター、Bryant Lee氏 |
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根本的に、Arm SystemReadyコンプライアンス認証プログラムは、当社やお客様がソフトウェアスタックにおいて行う投資を保護します。Microsoft Azureにとって、SystemReadyプラットフォーム認証は、ある世代から別の世代へ簡単に移行できることを意味します。また、お客様にとっても、SystemReady Virtual Environment(VE)認証は、ソフトウェアへの投資が複数のVM世代にわたって保護されることを意味します。ArmのSystemReadyコンプライアンスプログラムは、革新的で進化するサーバーエコシステムの構築に不可欠な要素です。」 - Microsoft社テクニカルフェロー兼CVP、Arun Kishan氏 |
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「Armの本質は、チップ設計を超えて、より広範なエコシステムにあります。NVIDIAは、業界全体が長年にわたってArm互換CPUに投資してきた広範な努力を土台にしながら、卓越した性能と価値を提供するGraceのような革新的なアーキテクチャを構築することができます。 Arm SystemReady SRは、エンドユーザを導く標準を定義する、この価値の驚くべき拡張です。この認定により、エンドユーザは、当社の最新シリコン上でこれまで一度も実行されたことがないような、幅広いソフトウェアアプリケーション、インフラストラクチャソリューション、ファームウェア、さらにはドライバを備えたオペレーティングシステム全体に、"単に動作する "という自信をもって賭けることができるようになります。これは、Armシステムの導入における顧客の投資を保護し、Grace上でスムーズでパフォーマンスの高いすぐに使えるエクスペリエンスを保証しながら、必要に応じて異なるベンダーの他の製品間で自由に移行できるようにします。」 - NVIDIA社Grace担当プリンシパル・プロダクト・リード、Ian Finder氏 |
テスト機関施設
Armでは、SystemReadyプログラムのテスト施設を拡充するため、独立テスト機関を利用しています。現在、これらの機関は以下で構成されています。
その他のSystemReadyバンド
関連情報
- Arm SystemReady SR仕様
- ツールとテスト:Architectural Compliance Suite
- UEFI
- UEFIドライバ
- ACPI
- SMCCC
- ビデオ:GIGABYTEへのARM SystemReadyトロフィー贈呈
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