Arm、GitHub Copilot向けの新たな拡張機能を発表、Armベースサーバーへの移行を簡素化・加速

February 19, 2025

英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)はこのたび、AI開発者用ツールとして世界で最も広く導入されているGitHub Copilot向けのArm拡張機能の一般提供が開始されたことを発表しました。これにより、多数のCopilotユーザーにとっては、Armベースのテクノロジーをより利用しやすく、開発しやすくなります。そして今回初めて、GitHub Actions、Arm Runners、GitHub Copilot向けArm拡張機能を採用した包括的なCI/CDパイプラインが、世界中の開発者を対象に、Arm環境で全面的に無償利用できるようになりました。

ArmのAIプラットフォームおよびデベロッパープラットフォーム&サービス担当シニア・バイスプレジデントであるアレックス・スピネリ(Alex Spinelli)は、次のように述べています。「急速に変化する今日のテクノロジー環境において、開発者はワークフローを簡素化し、コストを削減し、効率化を実現するツールを必要としています。開発者にとって、AI支援型ツールは急速に必須の存在となりつつあります。コード作成、テストケース作成、バグ修正、セキュリティ検知などのタスクに関して、すでに25%以上の開発者がこうしたツールを使用しており、生産性を大幅に向上させています」

最近のAccentureのレポートによると、GitHub Copilotによってコーディング速度は55%向上しており、開発者の信頼は85%向上しています。2万社以上の企業で100万人以上の有料ユーザー数を誇るCopilotのユーザーは、1週間あたり平均3.4日という驚くべき利用日数を報告しています。ArmのGitHub Copilot向け拡張機能は、Armアーキテクチャへの移行作業を簡素化できるよう専用設計されており、開発期間とコストを削減します。この拡張機能は、当初はサーバーとクラウドの環境に特化しており、今後はモバイル、IoT、ソフトウェア定義型自動車、Windows on Arm開発などのユースケースに拡大する予定です。GitHub Copilot Chat内で@armを呼び出すだけで、厳選されたコードサンプル、ベストプラクティス、移行戦略と、Armベースの開発環境向けに設計されたパフォーマンス最適化のヒントを利用できます。

InfoMagnusのモダンDev/DevOpsサービス部門テクノロジー担当バイスプレジデントであるRinat Shagisultanov氏は、次のように述べています。「ArmのGitHub Copilot向け拡張機能は、開発者にとって画期的な存在です。今後はArmの組み込み関数とアーキテクチャ機能を活用することで、ソフトウェアのパフォーマンスと効率性を向上できます。当社のお客様は拡張機能を使用することで、私たちがクラウドの至るところで目にしている、より低コストで電力効率に優れたArmサーバーへの移行をますます簡単に行えます。このほか、最新のGitHub Actions向けArm Runnersによって、ArmネイティブのCI/CDおよびMLOpsパイプラインを作成できます」

ソフトウェア/AppSecアーキテクトでWindows開発と.NETのMicrosoft MVPであるJeremy Sinclair氏は、次のように述べています。「Arm拡張機能がコードの手助けになるだけでなく、Armアーキテクチャに関する実際のコンテキストを提供してくれることは、大きな驚きでした。Kubernetes向けCI/CDの設定について質問したところ、一般的な回答だけでなく、Armの学習パスや実際のドキュメントを直接指摘してくれました。一般的で役に立たないガイダンスを受け取るか、アーキテクチャに特化した正当なガイダンスをArmから得られるか、この違いは効率化の面で非常に重要です」

開発者はGitHub CopilotとArm Runnersを活用することで、構築、テスト、デプロイの作業をシームレスに行い、ワークフローを簡素化し、大幅な効率化を実現しています。詳細については、ブログ(英文)をご覧ください。

GitHub Copilot向けArm拡張機能とネイティブCI/CDを通じて、開発者の能力を向上

厳選されたデータとベストプラクティスを通じ、Armのインテリジェンス・プラットフォームの更新を継続することで、Arm拡張機能は今後も進化し、以下をはじめとする幅広いアプリケーションをサポートする予定です。

  • 生成AI:AIアプリケーションの作成とデプロイを簡素化
  • モバイルとゲーム:Armベースのプラットフォーム上でアプリのパフォーマンスを最適化
  • IoTとソフトウェア定義型自動車:「クラウドからエッジ」と「クラウドから自動車」のデプロイ向けのシームレスなワークフロー

Armは現在、CI/CDおよびMLOpsのパイプラインとGitHub ActionsのArmホスト型ランナーからなる完全統合型の開発環境を提供しています。また、最近発表された無償のArm向けGitHubランナーにより、開発者は完全統合型のネイティブArmワークフローを活用し、あらゆる市場向けのクラウドからエッジに至る開発作業を合理化できます。

開発者はGitHub Actionsを通じ、機械学習ライフサイクル内の各工程を統合・自動化するエンド・トゥ・エンドのMLOpsワークフローを構築できます。Armベースのプラットフォーム上でこうしたワークフローをネイティブで実行することで、開発者はクラウドからエッジへの最適化などに関し、AI/MLアプリケーションで大きな優位性を引き出すことが可能です。

ArmのGitHub Copilot向け拡張機能は、それぞれの開発者に合わせてアーキテクチャに特化した回答を提供することで、さらなる効率化を実現します。GitHub Copilotの拡張機能により、開発者は今後、BF16やI8MMなどのArmのアーキテクチャ機能に加えて、機械学習パフォーマンスを高速化するSVE2など、ネイティブのAzure Cobalt 100 GitHubランナー内でArmv9の最新のアーキテクチャ機能を容易に採用できます。

GitHub Actions、最新のCobalt 100ネイティブArm Runners、ArmのGitHub Copilot向け拡張機能の組み合わせにより、開発者はワークフローを合理化し、コストを最適化して、MLOpsジャーニーのすべての段階でより良い成果を達成できます。

Armベースの開発環境の未来

Armは拡張機能への取り組みを継続しており、将来的なアップデートでは、Android、ゲームプラットフォーム、組み込みシステム、ソフトウェア定義型自動車など、これまで以上に幅広いデバイスをサポートする予定です。

Armは開発者から信頼されるプラットフォームであることを目指しています。あらゆるコンピューティング分野を対象に、開発者が最新のArmのプラットフォーム機能を初日から活用できるよう、今後もエコシステムパートナーと協力していきます。



Armについて

Armは、業界最高の性能と電力効率に優れたコンピューティング・プラットフォームであり、コネクテッドな世界における人口の100%に貢献する比類のないスケールを備えています。Armは、演算に対する飽くなき需要に応えるため、世界をリードするテクノロジー企業に先進的なソリューションを提供し、各社がAIによるかつてない体験や能力を解き放つことができるよう支援しています。世界最大のコンピューティング・エコシステムと2,000万人のソフトウェア開発者とともに、私たちはArm上で築くAIの未来を形作っていきます。

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