最高性能のデバッグプローブ
PCIeをサポートする高性能なプローブであるArm DSTREAM-XTは、パラレルトレースポートに比べて、SoCにおける専用のデバッグとトレースのピン数が少なく、機能I/Oを介したデバッグとトレースを実現します。
特長とメリット
最大4096のCoreSightコンポーネントへのデバッグ接続をサポートします。プローブはPCIe Gen 3(1~8レーン)またはPCIe Gen 4(1~4レーン)をサポートし、最大64Gbpsの合計トレース帯域幅を提供します。
プローブには16GBのオンボードバッファが搭載されており、トレースの詳細な履歴を記録することができます。
DSTREAM-XTとArm Development Studioは相互補完が可能です。SoCコンポーネントの自動検出など、Arm Development Studioの強力な機能をご利用いただけます。
豊富な機能
最大12MB/sのコアダウンロード速度、最大180MHzのJTAGレート、最大125MHzのSWDレートにより、シングルコアまたはマルチコアのデバイスでのデバッグサイクルを大幅に短縮します。
最大16Gbpsのシングルレート、64Gbpsの合計帯域幅をサポートする豊富なトレースデータのキャプチャが可能です。
リモートギガビットイーサネットまたはUSB 3.0ホスト接続を通じて、遠隔地からの高速アクセスが可能です。
製品の柔軟なアーキテクチャによって幅広いサードパーティIPおよびデバッガーをサポートしているため、開発者は好みのツールを活用できます。
複雑なSoC構成で機能し、ETM、PTM、ITM、STMなど、Arm CoreSight Macrocellでのトレースデータのキャプチャに対応しています。
DSTREAM-XTは、CoreSightトレースに対応したArmプロセッサーベースのハードウェアターゲットをサポートします。
適用例
その他のArm開発ツールおよびソフトウェア
Arm Development Studio
Armコンパイラ、デバッガー、IDE、性能解析ツール、モデル、ミドルウェアなど、あらゆるArmベースのシステムに対応する、エンドツーエンドのソフトウェア開発環境です。
DSTREAM-ST
4つのピンによる2.4GbpsのパラレルトレースでArmプロセッサーを最大限に視覚化する、第二世代の高性能デバッグプローブです。トレースデータをホストPCへ直接ストリーミングし、Arm Development Studioのシステム自動検出機能および幅広いターゲットコネクターを備えています。
DSTREAM-PT
8GBのトレースバッファー、リアルタイムのダイナミックモニタリング機能、Arm Development Studioのシステム自動検出機能、およびJTAG、MICTOR、CoreSight、MPIなどの各種ターゲットコネクタを備えた、32ピンで最大19.2Gbsのデバッグと広帯域パラレルトレースを実現する第2世代のデバッグおよびトレースプローブです。