高速なArmプロトタイピングをFPGA上で
Arm MPS2+ FPGA Prototyping Boardにより、完全なCortex-Mプロセッサーファミリの設計、プロトタイピング、評価を短期間で行えます。また、設計例とソフトウェアサポートも利用可能です。 これには、最新のCortex-MプロセッサーであるCortex-M33のほか、DesignStartプログラムの一部として、Cortex-M3とCortex-M0も含まれます。
特長とメリット
Arm MPS2+ FPGA Prototyping Boardには、すべてのCortex-Mプロセッサーの暗号化された構成固定のFPGA実装をロードできます。また、PSRAM、イーサネット、タッチスクリーン、オーディオ、VGA、SPI、GPIOなどのペリフェラルが搭載されています。
MPS2+は、Arm SSE-100サブシステムとArm SSE-200サブシステムのFPGA実装をサポートしています。また、このボードで利用可能なソフトウェア開発プラットフォームでは、Armv7-MまたはArmv8-Mでを実行するIoTサブシステムを評価できます。
MPS2+は、I/Oコネクタとデバッグコネクタを数多く備えており、Arm JTAG 20、4ビットRGB VGA、Armパラレルトレース(MICTOR38)、20ピンCortexデバッグ、10ピンCortexデバッグ、FPGAデバッグ用ILAコネクタなどをご利用いただけます。
Arm DesignStartプログラムを通じて、Cortex-M0とCortex-M3をベースした設計の評価、設計、プロトタイピングを行えます。このプログラムでは、前払いのライセンス料は不要で、成果に応じたロイヤルティモデルだけでArm IPを提供します。
ライフサイクル全般の開発
デバイスのプロトタイピング
評価ボードで複雑なSoCの開発とデバッグを行った後に、最適化した設計をシリコンに実装します。
アプリケーションレベルの設計
オペレーティングシステムやアプリケーションなどのより上位のコードを指定されたパラメータの範囲内で実行されるように開発および最適化します。
ファームウェア開発
チップの完成前に、ローレベルのデバイスドライバーなどのファームウェアを開発およびデバッグします。
その他のArm開発ツールおよびソフトウェア
Cortex-M
Cortex-Mプロセッサーファミリは、Armの最小かつ最低消費電力のCPUスイートであり、要求が厳しい産業用途向けの面積効率とエネルギー効率を提供します。Cortex-Mベースのプロセッサーが、センサーハブにおいて中心的な役割を果たし、高度な信号処理機能を提供してスマート製造をサポートします。
Keil MDK
Armベースのマイクロコントローラー・アプリケーションを開発するために、Keil MDKには組み込みアプリケーションの作成、ビルド、デバッグに必要なすべてのコンポーネントと、開発を加速化するソフトウェアパックが含まれています。
Arm Development Studio
Armベースのあらゆるシステムに対応したエンド・トゥ・エンドのソフトウェア開発環境で、Armコンパイラ、デバッガー、IDE、パフォーマンス分析ツール、モデル、ミドルウェアが含まれます。
MPS2+に関する関連情報
プロジェクトでの適切な判断に必要なさまざまな情報を得られます。 テクニカルドキュメント、業界動向、エキスパートによるアドバイスの問い合わせ先が含まれています。