高度なFPGAプロトタイピング
Arm MPS3 FPGA Prototyping Boardは、システム設計を容易に行えるFPGAプロトタイピング・プラットフォームです。 大容量のFPGAを特徴とするこのボードでは、小型のCortex-Aクラスコアも搭載できるほど高度な組み込み設計を実装でき、さまざまな拡張コネクタにより、その他のシステムを接続できます。
特長とメリット
MPS2+の5倍のFPGA容量に加え、SO-DIMMコネクタ、大容量のメモリにより、Linuxアプリケーションを実行するCortex-Aクラスシステムのような高度な設計を実装可能です。
多彩な拡張コネクタ、ペリフェラル(例: USB 2.0、イーサネット、microSDカードスロット、カラータッチスクリーン)、ポート(例: オーディオ、HDMI、UART)により、さまざまなアプリケーションの開発を加速できます。
CoreSightデバッグアクセスポートは、PCでデバッガーを実行して、すべてのCortexプロセッサーのデバッグ機能を利用できる専用のハードウェアです。これにより、さまざまなSoC設計の開発を進められます。
Arm SSE-200に基づくFPGAイメージです。これには、2つのArm Cortex-M33プロセッサー、および1つのArm CryptoCellが、1つのブラックボックスに統合されていて、独自のロジックを周辺に追加できます。
ライフサイクル全般の開発
デバイスのプロトタイピング
評価ボードで複雑なSoCの開発とデバッグを行った後に、最適化した設計をシリコンに実装します。
ファームウェア開発
チップの完成前に、ローレベルのデバイスドライバーなどのファームウェアを開発およびデバッグします。
アプリケーションレベルの設計
オペレーティングシステムやアプリケーションなどのより上位のコードを指定されたパラメータの範囲内で実行されるように開発および最適化します。
その他のArm開発ツールおよびソフトウェア
Cortex-M
Cortex-Mプロセッサーファミリは、Armの最小かつ最低消費電力のCPUスイートであり、要求が厳しい産業用途向けの面積効率とエネルギー効率を提供します。Cortex-Mベースのプロセッサーが、センサーハブにおいて中心的な役割を果たし、高度な信号処理機能を提供してスマート製造をサポートします。
Keil MDK
Armベースのマイクロコントローラー・アプリケーションを開発するために、Keil MDKには組み込みアプリケーションの作成、ビルド、デバッグに必要なすべてのコンポーネントと、開発を加速化するソフトウェアパックが含まれています。
Arm Development Studio
Armベースのあらゆるシステムに対応したエンド・トゥ・エンドのソフトウェア開発環境で、Armコンパイラ、デバッガー、IDE、パフォーマンス分析ツール、モデル、ミドルウェアが含まれます。
MPS3に関する関連情報
プロジェクトでの適切な判断に必要なさまざまな情報を得られます。 テクニカルドキュメント、業界動向、エキスパートによるアドバイスの問い合わせ先が含まれています。