Arm Neoverse CPUでのパフォーマンスプロファイリングと最適化
Arm Streamline CLIツールは、Arm Neoverseシステムにおけるパフォーマンス問題の原因をソースコードや依存関係の関数にリンクして明らかにするために役立ちます。C、C++、Rust、Goで書かれたパフォーマンス重視のアプリケーションやライブラリ向けに設計されているため、開発者はStreamlineプロファイラーを使用して、データベーステクノロジー、Webサーバー、インタープリターランタイムを最適化し、Armアーキテクチャでのパフォーマンスを最適化することができます。
特長とメリット
Neoverseのワークロードをプロファイリングすることで、CPU動作の主要なフェーズに基づいてカテゴリ化された高レベルの指標を示すことができます。これらの指標はコードが効率的にハードウェアを利用しており、ソフトウェアアルゴリズムがどこで冗長な処理を削減できるか、またはベクトル化を使用できるかを確認するために役立ちます。
プロファイリングツールを直接クラウドに展開し、テスト中にパフォーマンスをサンプリングできます。Streamlineツールは効率的なサンプリングを使用してパフォーマンスの要因となっているコード中の関数を裏付けるために必要なデータ量を削減します。
取得されたデータはサーバー上で分析され、使いやすいパフォーマンスレポートにまとめられるため、開発マシン上で行うローカル分析がシンプルかつ軽量になります。出力の視覚化や、カスタムのモニタリングワークフローへのデータ統合が可能です。
Neoverseでの移植およびパフォーマンス最適化用の追加ユーティリティ
Armとそのパートナーは、Neoverseで稼働するLinuxアプリケーション向けに追加ユーティリティを提供しています。
Linuxシステム用のシステム機能レポートツールは、システムで利用可能なパフォーマンス機能とツール、およびパフォーマンス分析のためにシステム構成を改善する方法に関する知見を提供します。
Streamline CLIツールと同じトップダウン指標を使用する基本的なアプリケーション全体のパフォーマンスレポートツールで、シンプルなワークロードを迅速に数値化できます。
ソースコードの既知のコードパターンとライブラリの依存関係を分析し、AWS Gravitonプロセッサーとの非互換性を特定します。またPorting Advisorは、ランタイムとライブラリの推奨バージョンについての提案も提供します。
Arm Streamline CLIツールの関連情報
Streamline CLIツール：
Armトップダウンメソドロジーの完全な仕様：
特定のNeoverse製品向けパフォーマンスカウンターガイド：
特定のNeoverse製品向けソフトウェア最適化ガイド：