インテリジェントデバイス向けイメージシグナルプロセッサー・ソリューション
Mali-C52は、クラス最高レベルのハイダイナミックレンジ(HDR)の画質と最先端のイメージ信号処理(ISP)をリアルタイムで提供し、性能または面積に合わせて最適化できます。暗い場所でもさまざまな客観的/主観的ターゲットに対して高度な調整が可能で、防犯カメラ、スマートホーム・アシスタント、およびドローンなどのアプリケーションに適しています。
特長とメリット
画質または面積の2つの最適化に合わせて設定できます。この柔軟性により、パートナーはさまざまな製品やユースケースで同じIPとソフトウェアを使用できます。
厳しい屋外環境におけるダイナミックレンジを高めるために、4重露光のハイダイナミックレンジ(HDR)合成機能をサポートしています。20ビットの内部精度とデータ管理により、忠実度の高い処理が保証されます。
自動露出、自動ホワイトバランス、オートフォーカス、キャリブレーション/チューニング・ツールを含むハードウェアIP、ISPソフトウェアドライバーを備えた包括的なソリューションをご用意しています。
イノベーションとアイデアが実現する場所
セキュリティカメラとIPカメラ
画質、解像度、コスト削減、コンピュータービジョンの進歩に対する需要がますます高まっているセキュリティカメラとインターネットプロトコル(IP)カメラ向けに設計されています。
スマートビジョン
困難な状況下でも低照度対応の性能によって最適なダイナミックレンジ画像が提供されるため、セキュリティ、アクセス制御、およびアセットトラッキングにおいて人、顔、モノをリアルタイムで検知できます。Mali-C52では、コンピュータービジョン・エンジンでの検知率を高めるために細かく調整することができます。
ハイエンドのドローンとアクションカメラ
最大16MPixの解像度をサポートしており、ハイエンドのドローンやアクションカメラ向けに毎秒60フレームの処理性能でリアルタイム4kを実現できます。Mali-C52は2つの並列出力を備えており、高解像度の静止画とダウンスケールされたビデオストリームを同時に提供することができます。
エンドポイントでのコンピュータビジョン
幅広いIoTアプリケーションでコンピュータービジョンを実現するために、Armは、低照度の条件下でもリアルタイムの物体検知や分類のために高度なオンデバイス処理を可能にするあらゆるIPを開発してきました。このビデオでは、Mali-C52 ISPソリューションを使用するコンピュータービジョンについてご説明します。
Arm ISPハイダイナミックレンジが生み出す違い
こちらの比較では、Mali-C52のハイダイナミックレンジの向上した性能が示されています。左側の画像は、風景の中に明るい部分と暗い部分があり、デジタル的に見づらい風景です。右側の画像は、Armテクノロジーを使用することで画像全体がより鮮明になっています。
Mali-C52:包括的なISPソリューション
Mali-C52は、ハードウェアIP、ISPソフトウェアドライバー、およびキャリブレーション/チューニング・ツールを提供する包括的なソリューションです。
ソフトウェアドライバーと3Aライブラリ
ISP、センサー、自動ホワイトバランス、オートフォーカス、自動露出を制御するために提供されているフル機能のソフトウェアです。ベアメタルおよびLinuxベース(Video4Linuxフレームワーク - v4L2)のソフトウェアバージョンが含まれています。
較正と調整
Arm ISP較正ツールは、使いやすいインターフェイスで、レジスタ値とルックアップテーブルを生成し、較正結果をシミュレートします。特定のユースケースやセンサーに対して調整する場合も、エコシステムのサポートを利用できます。
開発プラットフォーム
Arm ISPリファレンスプラットフォームは、事前に構築および調整が行われており、シリコンが利用できる状態になる前に、最初にMali-C52の画質評価を提示します。また、ISPツールの使用方法に関するガイダンスも用意されています。
Mali-C52の関連情報
インテリジェントデバイスに高度なビジョン機能をもたらす、Armのイメージシグナルプロセッサー・ソリューションの詳細をご覧ください。
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