SoC設計を最適化
ダイレクトメモリアクセス(DMA)コントローラーは、プロセッサーに負荷をかけずにデータブロックをペリフェラルからメモリー、メモリーからペリフェラル、またはメモリーからメモリーへ移動させることを可能にします。
DMA-230は、低ゲート数(3~10kゲート)のマイクロDMAエンジンで、Cortex-M3システムやその他の低電力・コスト重視のアプリケーションをターゲットとしています。このデバイスは、低ゲート数で優れた性能を発揮し、コードはすべてレジスタではなくシステムのRAMに格納されています。このコンポーネントを使用することで、Cortex-M1およびCortex-M3ベースのシステムは、ゲート数の削減によりコストを低く維持することができ、システム内のプロセッサーの周波数をスケールダウンして全体の消費電力を抑えることができます。
特長とメリット
システム性能を向上
DMAの効率的な使用により、さまざまな次元でシステム性能を大幅に向上できます。例えば、DMAコントローラーを使用することで、プロセッサーをオフロードし、消費電力の削減、プロセッサーの性能向上、またはその両方の組み合わせを実現することができます。
ハイエンドのエネルギー効率に優れたシステムをサポート
AMBA DMAコントローラーは、高性能かつ高柔軟性であると同時に、面積効率に優れた集中型のDMA処理機能を提供します。
重要なタスクのための設計
DMAコントローラーは、AMBAシステム内で重要なタスクを実行する低電力・高性能のIPコアで、Arm Cortex、Maliマルチメディア、CoreLinkシステムIPとの最適な互換性のために設計されており、インターコネクトおよびメモリコントローラーを自然に補完するものです。
適用例