プロセッサーの効率を高め、割り込みの仮想化をサポート
汎用割り込みコントローラ(GIC)は、重要な割り込み管理、優先順位付け、ルーティングを実行する専用のIPブロックです。GICは、主にプロセッサーの効率向上や割り込みの仮想化をサポートするために使用されます。Armは、あらゆるタイプのArm Cortexマルチプロセッサーシステムに対して、幅広い割り込み管理ソリューションを提供する汎用割り込みコントローラをいくつか用意しています。
特長とメリット
Arm GICは、マルチチップレット/ソケットプラットフォームの仮想マシンにスケーラブルで高性能な割り込み配信を提供し、強力なインフラストラクチャSoCを実現します。
Armは、アクセラレータの割り込みを仮想マシンに配信する高性能なアクセス機能を提供します。
Arm CoreLink SMMUおよびGICは、主要なオープンソースLinuxプラットフォームでサポートされており、最新のアーキテクチャによりIO仮想化をさらに強化します。
Armは、ASIL BからASIL Dまでの安全水準を対象とした車載用ユースケース向け高性能システムを実現するために設計された、CoreLink GIC-600AEおよびMMU-600AEを提供しています。
Arm CoreLink汎用割り込みコントローラファミリー
CoreLink GIC-720AE
ASIL Dまでの機能安全アプリケーションを可能にするCoreLink GIC-720AEは、GIC-700の全機能を提供し、リアルタイムプロセッサーおよびアプリケーションプロセッサーの両方をサポートし、追加の機能安全とミックスドクリティカリティのワークロードに対応しています。
CoreLink GIC-700
GICv4.1に準拠した割り込みコントローラであるGIC-700ハードウェアは、仮想マシンに対する仮想割り込みの配信を高速化し、Arm CoreLink GIC-600と比較してシステム性能を大幅に向上させます。
CoreLink GIC-600AE
GIC-600と互換性のあるソフトウェア、エラー検出と報告のための障害管理ユニットに加え、ASIL BからASIL Dまでのシステムを対象とした安全機能を追加しています。CoreLink GIC-600AEは、Arm Safety Readyプログラムの一部です。
CoreLink GIC-600
Armv8.0-Aプロセッサの割り込みの検出、管理、仮想化、分散を行います。チップあたり最大512のプロセッサースレッド、最大16個のチップ、960件の共有割り込みを設定可能です。
CoreLink GIC-500
Armv8.0-Aプロセッサの割り込みの検出、管理、仮想化、分散を行います。最大128のシングルスレッドコア、960個の共有割り込みを構成できます。
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グラフィックスおよびマルチメディア
Arm MaliメディアIPにより、スマートフォン、タブレット、テレビ、ウェアラブルといった増大する数多くのモバイルデバイスやコンシューマー向け機器全体で、電力効率のよい高性能のメディア処理が可能になります。
成功の基盤
Armベースのチップ、デバイスアーキテクチャ、テクノロジーは、スマートフォンから農業用センサーや医療機器、サーバーまで、現代の生活に欠かせないすべてのデバイスに最適なパフォーマンスを提供します。
Safety Ready
機能安全は、高レベルの信頼性を必要とするシステムの設計において重要な要素です。ArmのSafety Readyプログラムは、機能安全に関する体系的なフローと開発をさまざまなレベルで厳格に実施した、Armポートフォリオ全体の製品の集合体です。
GICの関連情報
プロジェクトに関する適切な判断に必要なさまざまな情報を得られます。テクニカルドキュメント、業界動向、エキスパートによるアドバイスの問い合わせ先が記載されています。
安全性証明書
製品仕様
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