オープンソースコミュニティにおけるArm

Armは、常に規格ベースのコミュニティやオープンソースコミュニティとのコラボレーションを主導してきました。LinuxからGNUまで、そしてSOAFEEからOpen SSLまで、オープンソースへのコミットメントは拡大し続けています。

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プロジェクト名 説明
Arm CCA(Confidential Compute Architecture)
コンフィデンシャルコンピューティングをサポートするハイパーバイザーベースのプラットフォーム実装のために、Armv9-A Realm Management Extension上に構築されたリファレンスソフトウェアセキュリティアーキテクチャです。Arm CCAは、Trusted Firmware、Linuxカーネル、EDKIIなどの異なるオープンソースコンポーネントから構成されています。
Armコンピューティングライブラリ
トップクラスの機械学習(ML)パフォーマンスを実現する、人気の高い柔軟なオープンソースライブラリです。開発者がArmでアルゴリズムやアプリケーションを高速化するための関数を入手できるようにします。
Arm KleidiAI
KleidiAIは、Arm CPU向けの人工知能(AI)ワークロードに最適化されたパフォーマンスクリティカルなルーチン、すなわちマイクロカーネルを提供するオープンソースライブラリです。
Arm KleidiCV
KleidiCV AIライブラリは、Arm AArch64アーキテクチャ向けに高性能な画像処理機能を提供し、さまざまなコンピュータ―ビジョンプロジェクトに簡単に統合できます。
AI/MLのためのArm NN
Armでニューラルネットワークを高速化ためのオープンソースのLinuxソフトウェアツールです。Arm NNは、ArmのソフトウェアパートナーであるLinaroによるMachine Intelligence Initiativeの一部です。
Armv8-R AArch64
Armv8-R AEM FVPのサンプルソフトウェアで、一般的なArmv8-R AArch64アーキテクチャと、その具体的な実装、Arm Cortex-R82も調べることができます。
ASTCエンコーダー
グラフィックスコンテンツ開発者をサポートするAdaptive Scalable Texture Compression(ASTC)エンコーダーは、画像を圧縮・解凍し、ArmベースのGPU上での実行時に品質とサイズを最適化します。
オートモーティブアクチュエーションデモ
ハイパフォーマンスを実現する主要なコンピューティングプラットフォームで構成されるコンピュート環境で、Arm Cortex-Rベースのセーフティアイランドを組み合わせ、自動運転ソフトウェアスタックをどのように実行できるかを示す例です。
CMSIS 共通マイクロコントローラーソフトウェアインターフェイス規格(Common Microcontroller Software Interface Standard、CMSIS)は、Cortex-MとエントリーレベルのCortex-Aプロセッサーを扱う開発者に一貫した効率的なインターフェイスを提供することで、マイクロコントローラーソフトウェアの開発を容易にします。コードの再利用、移植性、相互運用性を促進するため、開発者がローレベルのハードウェアの詳細に対処するよりも、アプリケーションレベルのロジックに集中できるようにします。
EASメインラインとスケジューリング
Linuxパワーマネジメントを強化するEnergy Aware Scheduling(EAS)メインラインは、CPUの電源制御をLinuxスケジューラの直下に置く移動統合ブランチです。
FreeRTOS
マイクロコントローラーやマイクロプロセッサー向けの人気の高いオープンソースのリアルタイムオペレーティングシステム(OS)です。Armはこのプロジェクトでコア、プラットフォーム、システム仕様を実現するために協力しています。
Intelligent Power Allocation Armベースの高度なシステムオンチップ(SoC)のパフォーマンスと温度を最適化するArmのソリューションです。
Linuxカーネル
Linaroとともに、Armは年間100万を超えるLinuxカーネルをビルド、ブースト、テストしており、最新のArm Aクラスアーキテクチャのすべての機能を実現するとともに、Armベースのデバイスの消費電力とパフォーマンスを最適化しています。
Neoverse N2オートモーティブ 
Arm Neoverse N2オートモーティブリファレンスデザインは、Arm Cortex-Rセーフティアイランドによって強化されたハイパフォーマンスコンピュートシステムのコンセプトを導入しているほか、セキュアなシステムブートのためのランタイムセキュリティサブシステムも備えています。
ネットワーキングソリューション
DPDKやVPPなどの最適化されたソフトウェアコンポーネントを統合した、ネットワーキングスタックソリューションおよび顧客中心のユースケースです。ソリューションは、Armリファレンスデザインまたは実際のシリコン上で動作します。
オープンソースネットワーキング
Armは、DPDK、FD.io/VPP、Magma、ODP、CNI、サービスメッシュなどを含む、さまざまなネットワーキングオープンソースプロジェクトに貢献しています。
Parsec
Armは、データセンター内およびエッジでのクラウドネイティブなデリバリーフローをサポートしています。Parsecは、ハードウェアセキュリティと暗号サービスにアクセスするための共通APIを提供します。
PSA認証取得済みAPI
組込みソフトウェアAPIは、PSA Certifiedセキュリティネットワークによってサポートされる、セキュリティ優先のソフトウェア開発のためのオープンスタンダードを提供します。
エッジ展開のためのリファレンス実装
セキュリティ規制に沿ったArmベースのエッジデバイス上でのコンテナ化されたアプリケーションの展開とオーケストレーションのためのフレームワークです。ファームウェアのアップデートと、抽象化されたセキュリティサービスへのアクセスを提供します。 
RTX
RTXは、Arm Cortex-Mデバイス向けに設計されたリアルタイムオペレーティングシステム(OS)です。複数の機能を同時に実行するプログラムを作成することができ、より適切に構造化され、保守が容易なアプリケーションの作成に役立ちます。
SCPファームウェア
システム制御プロセッサー(SCP)とマネジビリティコントロールプロセッサー(MCP)向けのファームウェア開発をサポートしているオープンソースソフトウェアリファレンス実装です。
セキュリティライブラリプロジェクト
Armは、セキュアなネットワーク接続の確立とArmベースのデバイス上でのデータプライバシー確約のために、OpenSSLを含む多様なオープンソースプロジェクトに貢献しています。
SOAFEE
Armは、クラウドと自動車におけるミックスドクリティカルなワークロード向けのクラウドネイティブなソフトウェア開発を実現するために自動車のエコシステム全体で活動する分科会(SIG)、SOAFEEの運営組織メンバーです。
テレメトリソリューション
Arm IPベースのプラットフォームにおけるトップダウンのシステムパフォーマンス分析と実行時間監視のための標準化されたフレームワーク/メソドロジーを搭載したシステム全体にわたるテレメトリソリューションです。
TianoCore EDK IIファームウェア
Armは、クロスプラットフォームファームウェア開発環境にAArch64ネイティブドライバーを提供し、TianoCore EDK IIオープンソースプロジェクトに貢献しています。
Total Compute
Total Computeリファレンスソフトウェアスタックは、ファームウェアからAndroidまで、Arm Premium Mobile Total Computeソリューション向けに完全に統合されたオープンソーススタックです。
TrustedFirmware
Armは、このオープンガバナンスコミュニティプロジェクトの創設メンバーであり、Arm A-profileおよびM-profileプロセッサーでのセキュアなソフトウェア実装とTrusted Execution Environment(TEE)の基盤を提供しています。
Yoctoプロジェクト
Armは、カスタムのLinuxベースシステム構築でハードウェアアーキテクチャを問わす開発者をサポートし、テクノロジー、ソフトウェアスタック、構成、ベストプラクティスを共有するための柔軟なツールを提供します。
Zephyr RTOS
Zephyrプロジェクトは、複数のハードウェアアーキテクチャをサポートし、リソースに制約のあるデバイス向けに最適化された、スケーラブルなリアルタイムオペレーティングシステム(OS)です。Armと広範なエコシステムは、多様なArmプラットフォームをサポートし、Trustzone-Mプラットフォーム向けのPSA Certified実装TF-Mをプロジェクトに組み込んでいます。