業界標準のC++コンパイラ

何十万人ものC/C++開発者が数十年にわたり信頼を寄せているArmコンパイラで、何十億ものデバイスに搭載されるコードのビルドに使われています。Armv6-MからArmv8-A 64ビットArmまで、ArmのCortexプロセッサーとアーキテクチャのすべての機能を最大限に活用する極めて効率的な製品を開発できます。

特長とメリット

アーキテクチャの精度

Armコンパイラは、Armのプロセッサーとアーキテクチャのプロジェクトの緊密なコラボレーションの上に開発されています。最新のArmコアおよびアーキテクチャの拡張を、最も早く、また包括的かつ高精度にサポートしています。

現実的なパフォーマンス

Arm Compiler 6は、1つのベンチマークだけでなく、幅広い組み込みワークロードに合わせて最適化されています。これには、反応速度が重要なベアメタルや組み込みRTOSで実行されるワークロードが含まれます。

小さなコード

Arm Compiler 6は、Arm C/C++組み込みツールチェーン、特にCortex-Mデバイスで有効なコードサイズ最適化を促進します。これまでのコード密度最適化技術と、新しいリンク時最適化を組み合わせ、使用されていない冗長コードを削除します。

安全性の検証

安全のエキスパートであるTÜV SÜDは、Arm Compiler for Embedded FuSaを、自動車(ISO 26262)を含む複数の産業において、最も要求の厳しい安全度水準に適合した開発として認定しました。機能安全認証済みArmコンパイラは、安全性を求められる最新の製品開発に必要な、長期メンテナンスを提供します。

豊富な機能

自動ベクトル化

Arm Compiler 6は、NeonやSVEのようなArm SIMD (単一命令複数データ処理)アーキテクチャ拡張機能と平行して開発されました。最新の自動ベクトル化をサポートしており、こうしたベクトルアーキテクチャ拡張機能を最大限に活用できます。

言語のサポート

開発者のニーズに応えるため、C/C++言語の仕様を頻繁に改訂し、拡大しています。Arm Compiler 6は最新の言語をサポートしているため、開発者は最新の言語機能を利用できます。

Cライブラリを手動で調整

Armが長年にわたり最適化してきたCライブラリは、極めて優れたパフォーマンスとコード密度を実現しています。

プログラム全体の最適化

モジュール間リンク時のコードの最適化に関する画期的な戦略です。

ベアメタルソフトウェア

ファームウェアおよびリアルタイムOS (RTOS)アプリケーションのCおよびC++による開発に合わせてカスタマイズされています。

Arm Compiler for Embeddedを入手する

お客様に最適のソフトウェアでArm Compiler for Embeddedにアクセスできます。

Arm Keil MDK
マイクロコントローラーのプロジェクトに最適
Arm Development Studio
ArmアーキテクチャベースのあらゆるSoCプロジェクトに最適
Arm Compiler for Embedded FuSa
機能安全アプリケーション向けのスタンドアロンな安定したコンパイラブランチに最適
対象デバイス
対象デバイス Arm Cortex-M* すべてのArmコア* すべてのArmコア**
ホストプラットフォーム
ホストプラットフォーム Windows Windows、Linux Windows、Linux
安全性の検証キット
安全性の検証キット あり(MDK-Pro内) あり
評価 評価 詳細
* サポート対象のコアはエディションに応じて異なります。詳細はこちら
** プロセッサーのサポートは安全なコンパイラブランチに依存します。詳細情報はお問い合わせください。

最新のセーフティツールチェーンをご覧ください

認証済みC/C++ツールチェーンであるArm Compiler for Embedded FuSaは、Armプロセッサーに最適化されており、安全認証に準拠した製品をよりシンプルかつ迅速に開発することができます。オートモーティブ、産業、医療、鉄道、航空分野で最も標準的な安全規格の認証を得ています。

ブログを読む詳細はこちら

ユースケース

Keil MDK バージョン 6 が組み込み開発を次のレベルに引き上げ

IoTデバイスがよりスマートになるにつれて、開発者は、最適化された機械学習モデルと効率的なデバイス ドライバーのための新しい開発フローが必要となるソフトウェアの複雑さの増大に取り組んでいます。Arm Cortex-M および Ethos-U プロセッサ ポートフォリオ全体に最適化され、今日のマイクロコントローラーにコンピューティング機能を提供する Keil MDK バージョン 6 の最新リリースについてお読みください。

ブログを読む

最高のパフォーマンスを生み出すソフトウェアソリューション

Arm Developer Hub

Armとオープンソースパートナーが提供するドキュメント、チュートリアル、テクニカルビデオで、最高のパフォーマンスを実現するソフトウェアソリューションを作成できます。

Arm Developer Hubの詳細はこちら

エキスパートに相談する

Arm Compiler 6で組み込みソフトウェア開発がどのように加速化されるかご説明します。

お問い合わせ

Armコンパイラのスポットライト

セーフティクリティカルなシステムの障害を防ぐ方法

このホワイトペーパーでご紹介する3つの重要なステップに従い、セーフティクリティカルなシステムの障害を防ぐ方法をご覧ください。

モデルベース設計を用いた素早いコード作成

安全関連のアプリケーションに対するモデルベースの容易な開発フローを実現するための、ArmとETASが作成したベストプラクティスの詳細をご覧ください。

関連製品・サービス

その他のArm開発ツールおよびソフトウェア

Arm functional safety run-time-system icon

機能安全を実現するランタイムシステム

認証済みソフトウェアコンポーネントのセットであるFuSa RTSにより、幅広い組み込みアプリケーションで最終的な安全認証を取得する時間と労力を節約することができます。

ソフトウェア・テスト・ライブラリ

Armのソフトウェア・テスト・ライブラリは、ISO 26262およびIEC 61509システムの機能安全要件に対処するための広範な診断機能を提供します。

Keil MDK

Armベースのマイクロコントローラー・アプリケーションを開発するために、Keil MDKには組み込みアプリケーションの作成、ビルド、デバッグに必要なすべてのコンポーネントと、開発を加速化するソフトウェアパックが含まれています。

Arm Development Studio

Armコンパイラ、デバッガー、IDE、性能解析ツール、モデル、ミドルウェアなど、あらゆるArmベースのシステムに対応する、エンドツーエンドのソフトウェア開発環境です。