機能安全アプリケーションへの近道
Armの機能安全ランタイムシステム(FuSa RTS)は、認証済みの一連のソフトウェアコンポーネントであり、さまざまな組み込みアプリケーションで最終的な安全認定を受けるための時間と労力を削減します。
このシステムには、堅牢なリアルタイムシステム(RTOS)、独立したプロセッサー抽象化レイヤー、Armアーキテクチャの専門家がCortex-Mプロセッサーに合わせて高度に最適化した検証済みのCライブラリが含まれています。機能安全コンパイラや組み込みツールチェーンのArm Keil MDKでネイティブに使用できるように最適化されています。
特長とメリット
FuSa RTSは、TÜV SÜDにより、オートモーティブ(ISO26262、ASIL D)、産業(IEC61508、SIL 3)、医療(IEC62304、Class C)、および鉄道システム(EN50128、SIL 4)での使用を認証されています。
FuSa RTSは、含む幅広いCortex-Mプロセッサー向けに最適化および認証されています。
Cortex-Mベースプロジェクト向けの最も包括的なツールチェーンであるKeil MDKをぜひお選びください。すでにご利用のお客様は引き続きご使用ください。MDKは、FuSa RTSコンポーネントおよび機能安全対応Arm C/C++コンパイラとネイティブに統合されています。
迅速な機能安全認証のためのソフトウェア・ビルディング・ブロック
複雑な安全関連アプリケーションの開発および最適化は、一から構築する場合は困難です。事前に承認されたソフトウェアコンポーネントを使用することで、最終認証のために必要な時間と労力を節約できます。Armでは、機能安全向けアプリケーション開発専用のソフトウェア、ツール、およびプラットフォームをご用意しています。これらを使用することで、システムの設計を簡素化し、承認および検証プロセスを加速できます。
その他のArm開発ツールおよびソフトウェア
Keil MDK
Armベースのマイクロコントローラー・アプリケーションを開発するために、Keil MDKには組み込みアプリケーションの作成、ビルド、デバッグに必要なすべてのコンポーネントと、開発を加速化するソフトウェアパックが含まれています。
ソフトウェア・テスト・ライブラリ
Armのソフトウェア・テスト・ライブラリは、ISO 26262およびIEC 61509システムの機能安全要件に対処するための広範な診断機能を提供します。
Armコンパイラ・セーフティパッケージ
Arm Compiler 5とArm Compiler 6用に用意されているArmコンパイラ・セーフティパッケージには、セーフティマニュアル、開発プロセスドキュメント、テスト/検出レポート、TÜV SÜDによる認定と評価レポート、長期のテクニカルサポート契約オプションが含まれます。