電力効率を追求する最小のプロセッサー
リッチOSプラットフォームのホストや複数のソフトウェア・アプリケーションのサポートなど、Arm Cortex-Aプロセッサーシリーズは、複雑な計算タスクを引き受けるデバイス用に設計されています。電力効率が極めて優れているスマートホーム・プロセッサーのCortex-A35は、Armがこれまでに設計した中で最も小さく、最も電力効率のよい32ビットおよび64ビットのアプリケーションプロセッサーです
特長とメリット
1つのCPUクラスタの中で、1つのコアの構成から最大4つのコアへとスケールアップすることで、設計者に大きな柔軟性をもたらします。既存のArmv8-Aプロセッサーとアーキテクチャ上の互換性があるため、Cortex-A35は、big.LITTLEシステムで「LITTLE」CPUとして接続することもできます。
バッテリー寿命を延ばすこととアイドル時の消費電力を低減することは、次世代のIoTソリューションにとって極めて重要です。Cortex-A35は、常時接続アプリケーションにおける電力バジェットの消費を抑える、高度な電力管理機能を備えています。
Cortex-A35プロセッサーは、組み込みアプリケーションに64ビットの処理能力をもたらすAArch64実行状態をサポートします。AArch32実行状態のArmv7-Aソフトウェアとシームレスな下位互換性があります。つまり、コスト効率の高い設計に対応できるように、ソフトウェアの再利用をサポートしています。
イノベーションとアイデアが現実になる場所
ホーム・ネットワーキング・デバイス
家の中のデバイスとより高度なレベルで対話するには、汎用プロセッサーのより洗練された機能が必要です。Cortex-A35は高性能と低消費電力を両立し、スマートホーム・テクノロジーのニーズに応えます。
Arm でライセンスを取得する方法
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成功の基盤
Armベースのチップ、デバイスアーキテクチャ、テクノロジーは、スマートフォンから農業用センサーや医療機器、サーバーまで、現代の生活に欠かせないすべてのデバイスに最適なパフォーマンスを提供します。
Arm アーキテクチャ
Armアーキテクチャは、特定の命令が実行された際のハードウェアの動作を指示する一連の規則を規定します。ハードウェアとソフトウェア間のこの契約は、それらがどのように相互作用するかを定義します。これが移植性と互換性の基本となり、ひいては、Armのエコシステムの基盤になっています。
TrustZone
Arm TrustZoneテクノロジーは、信頼できるソフトウェアに対してシステム全体のハードウェア分離を提供します。TrustZoneテクノロジーファミリは、Arm Cortex-Aコアに統合され、高性能アプリケーションプロセッサーをサポートします。
big.LITTLE
Arm big.LITTLEテクノロジーは、2種類のプロセッサーを使用するヘテロジニアスプロセッシングアーキテクチャです。「LITTLE」プロセッサーが最大限の電力効率を実現するように設計されているのに対し、「big」プロセッサーは最大限の計算性能を提供するように設計されています。
Safety Readyプログラム
機能安全は、高レベルの信頼性を必要とするシステムの設計において重要な要素です。ArmのSafety Readyプログラムは、さまざまな厳格なレベルの機能安全体系的フローと開発を経験してきた、Armポートフォリオ全体にわたる製品のコレクションです。
Cortex-A35の関連情報
プロジェクトに関する適切な判断に必要なさまざまな情報を得られます。テクニカルドキュメント、業界動向、エキスパートによるアドバイスの問い合わせ先が記載されています。
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業界ニュース