マルチメディアユーザーエクスペリエンスの向上

Arm Neonは、Arm Cortex-A and Arm Cortex-Rシリーズプロセッサー向けの高度なSIMD(Single Instruction Multiple Data)アーキテクチャ拡張であり、マルチメディアのエンコード/デコード、ユーザーインターフェイス、2D/3Dグラフィックスやゲーミングなど、モバイルデバイスのユースケースを大幅に改善する機能を備えています。
 
またNeonは、信号処理アルゴリズムと機能を加速させ、音声・映像処理、音声・顔認識、コンピュータービジョン、ディープラーニングなどのアプリケーションを高速化することもできます。
 
Neon命令では、次のことが可能です。
  • 16x8ビット、8x16ビット、4x32ビット、2x64ビットの整数演算 
  • 8x16ビット*、4x32ビット、2x64ビット**の浮動小数点演算 

特長とメリット

複数のデータ型をサポート

Neonテクノロジーは、複数のデータ型をサポートするSIMDアーキテクチャをパックにしたものです。Neonテクノロジーでの実装では、並行した複数の命令をサポートすることもできます。 

柔軟な使用

Neonは、Neon対応ライブラリ、コンパイラでの自動ベクトル化、Neon Intrinsics、Neonアセンブリコードなど、複数の方法で使用できます。

確立されたエコシステム

Neonエコシステムの複数のArmパートナーから、幅広いコーデックとDSPモジュールを利用できます。 

オープンソースライブラリで利用可能

最も簡単にNeonを活用する方法の1つは、Neonをすでに利用しているオープンソースライブラリで使用することです。

Neon Intrinsics検索エンジン

Neon Intrinsicsは、コンパイラが適切なNeon命令またはNeon命令のシーケンスに置き換える関数呼び出しです。この検索エンジンを使用すると、アセンブリ言語の記述とほぼ同じ制御を提供するIntrinsic呼び出しを検索できますが、レジスタの割り当てはコンパイラに委ねられるため、開発者はアルゴリズムに集中できます。

見る

開発者向けリソース

さまざまなガイドでArm Neonテクノロジーについて詳しく知ることができます。これらのガイドでは、基礎からより高度な概念まで、Arm Cortex-AおよびCortex-Rシリーズプロセッサー向けの高度なSIMD(Single Instruction Multiple Data)アーキテクチャ拡張について説明しています。

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Arm開発者サイトのNeonプログラマー向けガイド

 

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